ユーザビリティを実際の場で試す:エスノグラフィー手法およびフィールドテストの重要性

製品開発は従来、「作ったら売れる」という姿勢で行われてきた。ユーザビリティもこれにならい、研究室でテストをしたら大変うまくいった製品やユーザインタフェースを作り出してきた。しかし、人は研究室で製品を使うわけではない。ユーザは実世界の中でそれを使うわけで、時に注意散漫になったり、ストレスを抱えながら製品を使用するのであって、それは製品のユーザビリティに多大な影響を与える。デザインやテスティングの際にそのような外部的要因を考慮に入れなかった場合には、いくら研究室で上手くいったとしても、実際の場面では使えない製品を作るリスクを負うことになる。

この記事では、ユーザビリティを研究室の外にある現場で試すことの必要性に焦点を当てている。科学vs アートという議論を崩す必要性、そしてその両方を使ってどのように実際の場面でも効果的なテスティングプロセスを設計するのかを述べる。また方法論的境界を超え、人間工学、文化人類学、心理学などの要素をユーザビリティテスティングのプロセスに取り入れる方法についても議論する。

原文は英語だけになります

Johnston, G. (2010). ユーザビリティを実際の場で試す:エスノグラフィー手法およびフィールドテストの重要性. User Experience Magazine, 9(3).
Retrieved from https://oldmagazine.uxpa.org/taking-usability-into-the-trenches/?lang=ja

Comments are closed.