論証:ウェブ解析でユーザビリティ・テストを完成

ウェブ解析の結果は定量的データソースであり、ユーザビリティ・テストの計画やテスト結果の分析を行う際に役立つものである。計画の段階では、ユーザがサイトのどこに移動するのかをページ閲覧データを見て、作業に優先順位を付けることができる。滞在時間、飛越率、それと離脱率は、ユーザが各ページでどのような対話操作をしたかとか、なぜそれらのページで異なる動作をしたのかを理解するための、高水準の測定法である。

またユーザがサイトの中のどのページに到着したのかを知ることは、ユーザがサイトのナビゲーションにおいてたどる実際の経路が反映されたリアルな作業を構成するための手助けとなる。そのページにどこからやって来て、その後どこに行くかを調べることで、潜在的に問題のあるエリアやユーザの行動を見つけ出すことが可能となる。ビジネス上のゴールを解析ツールに組み込むことによって、どのようなユーザ行動がビジネスにとって貴重であるかについて洞察が得られ、この分析作業の内容をビジネスゴールに沿わせるのに役立つ。

テスト終了後には、特定のページからどのページに移行したかといった解析データを利用して、テスト参加者の行動が他のユーザの行動とどれだけよく一致しているかを見ることによって、テスト結果の検証ができる。解析から得られた数値をレポートに含めることで、テスト結果についてより強固な主張をすることができる。

原文は英語だけになります

Beasley, M. (2012). 論証:ウェブ解析でユーザビリティ・テストを完成. User Experience Magazine, 11(3).
Retrieved from https://oldmagazine.uxpa.org/making-the-case/?lang=ja

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