SUSだと思う? システムユーザビリティスケールのほとんど知られていない事実

システムユーザビリティスケール(System Usability Scale Facts:SUS)はジョン・ブルック(John Brooke)により1986年に開発され、ユーザビリティの受け止められ方について測定するために最も広く利用されている質問票である。このスケールは、1(まったくそう思わない)から5(まったくそう思う)の10の記述から成り立っている。SUSの生誕25周年を記念し、ジェフ・サウロ(Jeff Sauro)が、あまり一般には知られていない、SUSに関する興味深い事実を述べる。

1. SUSはユーザビリティと学習能力の両方を測定する。
2. SUSの結果は少なくとも商業用のアンケート程度は信頼が置ける。
3. SUSの平均点数は68。
4. SUSの点数はパーセント値ではない。
5. SUSはユーザビリティの問題の診断はできない。
6. 肯定的または否定的な言葉で表現された項目は、助けとなるよりも害となる。
7. 難しい作業はSUSの点数を平均で8%下げる。
8. SUSの得点はカスタマーロイヤルティーを予測するものである。
9. なじみのあるものではSUSの点数は高くなる。
10. 5秒あればシステムは安定したSUSの点数を計算してくれる。

原文は英語だけになります

Sauro, J. (2011). SUSだと思う? システムユーザビリティスケールのほとんど知られていない事実. User Experience Magazine, 10(3).
Retrieved from https://oldmagazine.uxpa.org/sustified/?lang=ja

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